流通加工業界が悩むEC拡大の課題。それは人材不足とイニシャルコスト

農林水産省が農林水産情報交流ネットワーク事業の流通加工業者モニター706名に対して、2012年10月~11月に実施した食品流通の電子商取引等に関する意識・意向調査。この中から、ECの利用拡大にあったての課題としてとらえているものランキング(複数回答あり)

  1. システムを扱える人材が不足している
  2. 導入時の費用負担が大きい
  3. 取引先ごとに違うシステムや商品コードが必要
  4. 取引先との調整が困難
  5. 電子商取引では業務に対応できない
  6. セキュリティの確保が困難
  7. 特にない
  8. その他
  9. 法の規制がある

ECには積極的に関与したいが、システム人材が不足しているということが最大の難点となっている。また、初期費用の高さも人材不足と同じレベルでの課題であると流通加工業界は感じている。人材不足は46.1%、初期費用の高さは45.6%が課題としてあげている。ASPのカートシステムはこうした課題を解決するためにあったはずだが、まだPR不足ということなのかもしれない。

出典:農林水産省

化粧品を購入するきっかけ、店頭が最も強いがネットの口コミはメーカーの公式サイトと同じ信頼感がある

ネオマーケティングが全国の20〜49歳の女性600名に対して、2013年1月17日~18日に実施した化粧品購買行動に関する調査。化粧品を購入するきっかけになる情報源ランキング(複数回答あり)

  1. 店頭の陳列用品(パッケージ)
  2. 口コミ
  3. コスメ系ランキングサイト
  4. 店頭広告、ポスターなど
  5. テレビCM
  6. インターネットの口コミ
  7. メーカー・ブランドのホームページ
  8. 雑誌広告
  9. インターネット広告
  10. 新聞広告

化粧品購入のきっかけは店頭が圧倒的に強い。そして知り合いの口コミ、コスメ系ランキングサイトが三強。思ったほどメーカーやブランドの公式ホームページが購買に結びつく情報源ではないこと。メーカーやブランドの公式ホームページとインターネットの口コミはほぼ同じレベルで購入にきっかけとなる情報源となっている。

出典:ネオマーケティング