ニッセイ基礎研究所は、2011年における戸建注文住宅の動向に関する調査結果を発表した。その中の建て替え世帯の建築動機ランキング。
本調査は、2011年中に成約した新築物件を各企業において無作為抽出し、営業担当者が調査票に記入するという方法で実施。2011年度の有効回答数は3,539件。
- 従前住宅の古さ
- 従前住宅の狭さ
- 親(子)との同居
- バリアフリーへの考慮
- 良好な住環境への住み替え
- 子どもの出生・成長・独立
- 生活利便性の向上
- 老後の定住
- 消費税率が上がりそうだから
- ローン減税があるから
- 高齢者介護
- 金利が上がりそうだから
- 通勤・通学利便性の向上
- 街並みへの配慮
意外にも消費税や金利が上がりそうだからという回答は少なく、むしろ実利的な理由が上位にきている。
また、新規土地購入世帯の場合は、「従前住宅の狭さ」「子どもの出生・成長・独立」「良好な住環境への住み替え」がトップ3となり、建築動機から建て替え世帯と新規土地購入世帯とは、その世帯像が明らかに違っていることがわかる。
出典:ニッセイ基礎研究所