直近3年で91社が再倒産。サービス業・小売業で売上回復が遅れる

帝国データバンク(TDB)は、2009年3月末までに再生手続きをした3,012社のうち直近の業績が判明した1179社を対象に、売上状況と損益状況を追跡調査した。この調査は、2010年4月19日に続いて2回目となる。

以下は、売上が増収となった割合の多い業種のランキング(再倒産企業を除く)。

  1. 製造業
  2. 建設業
  3. 運輸・通信業
  4. 卸売業
  5. 不動産業
  6. 小売業
  7. サービス業

「その他」は企業数が7社と少ないため、ランキングからは除外した。

再生手続き終結後に再び倒産した企業(再倒産企業)は、2013年3月1日時点で累計232社。ただし直近3年では91社が再倒産。今回の調査で業績が判明したのは、民事再生終結企業の3分の1弱であることから、再倒産企業はもっと多いと推測される。

残り8割の企業も売上が減収した企業は468社46.6%、横ばいが112社11.2%で、半数以上が売上の回復は遅れている。一方で、69.8%の企業が黒字になっており、収益性は改善していると思われる。

なお、民事再生法の申請はは年間400~500件程度。

出典:帝国データバンク

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