日本政策金融公庫は、2013年1月にスーパーL資金または農業改良資金の融資先の中から21,375件を対象に、後継者選びに関するアンケート調査を行った(回収率:34.7%)。
以下は、その中の経営管理能力を重視すると回答した業種の多い順(複数回答)。
- 採卵鶏
- 酪農(北海道)
- きのこ
- 養豚
- 畜産
- ブロイラー
- 茶
- 肉用牛
- 施設花き
- 露地野菜
- 畑作
- 耕種
- 酪農(都府県)
- 稲作(北海道)
- 果樹
- 稲作(都府県)
後継者選びの際に重視する項目は、全体では「家族・親族かどうか」と「農業への熱意・意欲」がそれぞれ59.4%、57.1%と過半数以上を占めています。経営管理能力は34.5%で3位、4位は「人望などの人柄」(13.5%)、5位は「農業技術力」(12.1%)、6位は「地元の人かどうか」(3.1%)でした。
また、採卵鶏だけは経営管理能力を特に重視した結果となりましたが、他の職種では家族・親族、熱意・意欲もともに高い数値となっており、この3項目すべてを兼ね備えていることが望ましいようです。
出典:日本政策金融公庫