SNSで得た公式アカウントの情報、拡散する前に確認

博報堂DYグループ・ソーシャルメディア・マーケティングセンターは、Twitter、Facebook、mixiのいずれかを週1日以上利用する、全国10~60代の男女1,080人を対象に、2013年2月16~17日にかけて、第2回全国ソーシャルメディアユーザー1000人調査を実施した。

以下は、SNSの企業公式アカウント上で企業・商品・サービスについての情報を見てどのような行動をとるかのランキング。

  1. 表示されているURLをクリックする 47.7%
  2. 「いいね/RT/イイネ!」をする 29.6%
  3. インターネット上での評判を調べる 24.0
  4. Google、Yahoo!など検索サイトでさらに詳しい情報を検索する 22.1%
  5. 価格を調べる 21.7%
  6. 実店舗に来店する 11.6%
  7. そこで知った情報を友人・知人に話す 11.2%
  8. そこで知った情報をSNSで発信する 5.2%
  9. ECサイトで購入する 4.0%

SNSの企業公式アカウントの接触者は67.3%。1週間当たりの平均接触回数は1.5日だが、1割はほぼ毎日閲覧しているという。

意外だったのは、「そこで知った情報をSNSで発信する」がわずか5.2%だったことだ。SNSで得た情報なのだから、そのまま発信することが多いように思えるのだが、実際にはそれほどでもないようだ。

なお、SNSユーザーは、1日のネット利用時間は平均219分で、そのうち78分をSNSに使っている。また、デバイスはスマホからの利用は昨年6月調査時点から10ポイント増、PCからの利用は6ポイント減となり、その差は確実に小さくなっている。

スマホ利用者が増加したこと、スマホからSNSを利用するためのアプリの普及によって、今後もこの傾向が続くのではないだろうか。

出典:博報堂DYホールディングス

アプリ利用者数はLINEが1位。スマホではウェブよりもアプリが利用時間が長くなる

ニールセンは、2013年3月におけるスマホのアプリ利用・訪問者数ランキングを公開した。

  1. LINE 17,130千人
  2. Google Play 16,188千人
  3. Google Maps 14,229千人
  4. Facebook 14,108千人
  5. Google Search 12,864千人

スマホからの3月のネット利用状況は、アプリの利用・訪問者数が27,449千人、1人当たり訪問時間は31時間27分25秒、ウェブサイトは26,758千人、13時間9分4秒となった。アプリとウェブサイトは、利用・訪問者数では拮抗しているが、訪問時間ではアプリが圧倒的に強い。この結果は、モバイル広告に大きな影響を与えるものとなりそうだ。

今回ニールセンがスマホ利用動向に用いたのは、スマホに搭載したメーターで、スマホの日本国内における利用動向をリアルタイムに計測、データを収集し、iOS、Androidの両OSのウェブサイト訪問状況、アプリ利用状況をレポートするMobile NetViewというツールである。

出典:ニールセン

2013年5月前期のCM好感度、1位のソフトバンクは量で勝負?

CM総合研究所は、2013年5月前期銘柄別CN好感度TOP10を公開した。かっこ内は調査期間中のオンエア回数、右端の数値はCM好感度。

  1. ソフトバンクモバイル:Softbank(全11作品) 96.7%
  2. KDDI:au(全3作品) 77・3%
  3. 全国都道府県及び全指定都市:ロト7(全2作品) 55.3%
  4. キヤノンマーケテイングジャパン:EOS(全1作品) 41.3%
  5. 東京ガス:エネファーム(全2作品) 32.0%
  6. 大日本除虫菊:虫コナーズ(全2作品) 31.3%
  7. ジーユー:g.u.(全2作品) 26.7%
  8. サントリー食品インターナショナル:グリーンダカラ(全3作品) 26.0%
  9. アサヒビール:ふんわり(全2作品) 24.7%
  10. 任天堂:トモダチコレクション新生活(全4作品) 24.0%

東京キー5局を対象に、2013年4月20日~5月4日まで、関東1都6県1,500人を対象に調査を実施。全オンエアは2,257銘柄。

CM好感度をオンエア作品数で単純に割り算すると、キヤノンのEOSが最も高くなる。次がロト7、ソフトバンクはかなり低い。CM1本当たりのコストパフォーマンスという意味では、キヤノンのほうがソフトバンクよりも効率的だ。だが、好感度そのものはソフトバンクに到底及ばない。

となると、ソフトバンクはこれだけの本数のCMをオンエアしているから(人目に触れやすいから)、高い好感度を得られたともいえるのかもしれない。

出典:CM総合研究所