Global HABIT(博報堂)は、2012年5月下旬から8月上旬にかけて、香港、台北、シンガポール、クアラルンプール、バンコク、メトロ・マニア、ジャカルタ、ホーチミン・シティ、ムンバイ、上海に住む15~54歳の男女7,707人を対象に、生活者調査を実施した。
以下は、2010年に比べ日本のメイク・ファッションの影響力が伸びた国のランキング。
- 香港 15.6%
- 台北 11.9%
- メトロマニラ 11.2%
- ホーチミンシティ 3.2%
- ジャカルタ 2.0%
- クアラルンプール 1.8%
- シンガポール 0.6%
- 上海 0.5%
- ムンバイ 0.4%
- バンコク -2.8%
日本のメイク・ファッションの影響力が2桁上昇した香港、台北では、自国のメイク・ファッションも40ポイント以上伸びており、その影響力は今や日本とほぼ同等となった。一方、唯一マイナスとなったバンコクは、日本だけでなく韓国や欧米、自国の影響力も下がっていた。なおバンコクは、メイク・ファッションだけでなく、マンガ・アニメ、音楽でも自国のコンテンツ力が下がっている。
日本のマンガ・アニメは海外でも強いと言われている。
実際、香港76.3%、台北65.4%、メトロマニラ52.1%と過半数以上である。一方、0.9%のムンバイのようにかなりほとんど普及していない国もある。この傾向は、ドラマ、映画、音楽、メイク・ファッションでも同じで、香港、台北では高いが、ムンバイは一様に低い。
日本のコンテンツ輸出においては、そのまま持っていくのではなく、その国の文化・風土に合わせるなど、何らかの施策が必要なのではないだろうか。
Global HABITは、博報堂が世界の主要34都市で2000年から毎年実施ているオリジナルの生活者調査。今回は第8回目となる。