帝国データバンクは、2012年4月~2013年3月の1年間で、コンプライアンス違反が理由で法的整理となった負債額1億円以上の企業について調査報告を公開した。本調査は2012年5月に続き9回目となる。
以下は、違反類型別ランキング。
- 業法違反 60件
- 粉飾 57件
- 資金使途不正 25件
- 雇用 11件
- 不正受給 7件
- 談合 6件
- 脱税 5件
- 偽装 5件
- 不法投棄 3件
- 贈収賄 2件
- 過剰営業 1件
- その他 18件
2012年度にコンプライアンス違反が理由で法的整理となった企業数は200件。調査を開始した2005年以降最も多くなった。
今年度1位となった業法違反とは、主に建設業法や道路運送法違反のことを指す。業種でも建設業が一番多く、次いで運輸・通信業、卸売業となった。今回の調査では、20年以上の業歴を持つ企業が全体の約7割に迫る結果となった。