朝日大学マーケティング研究所は、2013年5月15~20日にかけて、首都圏に住む20~60代の男女425人を対象に、ブランド購入に関する調査を行った。
以下は、知らないブランドの購入要件のランキング。
- 価格が安い 58.4%
- ネットで評判が良い 37.9%
- 日本製である 36.2%
- 売れ筋である 35.1%
- 信頼できる小売店で売られている 34.6%
- 口コミが聞いた 27.3%
- お店が薦めている 22.6%
- 陳列が目立つ 7.1%
- パッケージが目立つ 4.7%
購入時にブランドを気にする商品は、飲料では29.3%でビール・発泡酒、生活用品では35.9%でシャンプー・リンス、アパレルでは18.0%でスポーツ用品、小物・雑貨では27.9%で腕時計がそれぞれ1位となった。飲料は1位のビール・発泡酒こそ30%近くになったが、ほかは10%台となり、ブランドにこだわらない傾向にあることがわかる。一方、生活用品と小物・雑貨は全体的に数値が高く、ブランド買いにあるといえよう。
これは男女差にも表れている。ビール・発泡酒にこだわる男性は34.8%と、女性よりも11.6ポイントも高くなった。逆に、生活用品のほとんどは、男性よりも女性のほうがポイントが高い。
良質なPB商品が台頭し、ノーブランドでも不満がなくなってきた今、特にこだわる商品でなければ、ブランドにこだわらなくなってきたのかもしれない。